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日本矯正歯科学会に参加してきました!~24年間で変わった矯正治療とこれからの未来~

こんにちは。志津ココロ歯科・矯正歯科の院長、天沼です。

本日は横浜で開催されている「第85回日本矯正歯科学会学術大会」に参加してきました。

今年は日本矯正歯科学会の創立100周年にあたる記念大会です。私自身も学会員となって24年が経ちました。

今回は4日間の日程ですが、診療の都合で参加できたのは1日だけでした。それでも、3つのシンポジウムに参加し、非常に刺激を受ける一日となりました。

矯正治療は「歯を並べる」から「長く安定させる」時代へ

最初に参加したのは「矯正歯科治療の長期安定を求めて」というセッションです。

矯正治療では、歯をきれいに並べることはもちろん大切ですが、治療後の歯並びや噛み合わせをいかに長く安定させるかも重要です。

講演では、舌の位置や呼吸、顎の位置、噛み合わせの状態など、治療後の安定性に関わるさまざまな要因が取り上げられました。

治療後のリテーナーの長期使用の重要性についても思わずうなづいてしまいました。

私が矯正歯科を学び始めた頃は、テクニックの変化やワイヤーの太さの選択、マウスピース型矯正装置の精度などが盛んに議論されていました。

しかし現在は、歯を動かす技術が発展し、**「どのように動かすか」だけでなく「治療結果をいかに長く維持するか」**という、さらに一歩進んだ議論が行われていたように感じます。

デジタル技術が変える矯正治療

続いて参加したのは「DXが拓く矯正歯科治療の可能性」というセッションです。

CT画像をより鮮明に解析する技術や、3Dプリンターによる矯正装置の製作など、デジタル技術の応用について発表がありました。

まだ実用化には時間が必要と感じる技術もありましたが、これまで二次元のレントゲン写真を中心に行ってきた分析が、三次元の解析へと発展していく可能性を感じました。

皆様に提供している器具が当院にもあるスキャナーとCTの組み合わせによってより3次元的な矯正器具に発展していく日も近いのかもしれません。

アンカースクリューとバイオメカニクス

最後は「歯科矯正用アンカースクリューを再考する」というセッションです。

当院でもオプションとしてお勧めしているアンカースクリューは、顎の骨に小さなスクリューを設置し、歯を動かす際の固定源として利用する技術です。

今回は、術中の安定性を高める条件や、力学的な観点から歯の動きを考える「バイオメカニクス」について学びました。

以前、先輩の先生から教えていただいた理論にも通じる部分があり、物理学と矯正歯科の結びつきを改めて感じる、大変興味深い内容でした。

これからの25年も学び続けたい

今回、久しぶりに学会に参加して感じたのは、矯正歯科が着実に進歩しているということです。

そして、日々の臨床経験を積むだけでなく、常に新しい知識を取り入れ、自分自身の治療を見直していくことの大切さを改めて実感しました。

当院では、審美性を重視する方にはマウスピース型矯正装置を、より複雑な歯の移動が必要な症例にはワイヤー矯正とアンカースクリューを組み合わせるなど、それぞれの患者さんに適した治療を心がけています。

これからの25年間で、矯正治療はさらに進化していくことでしょう。

その進歩を楽しみにしながら、これからも知識と技術をアップデートし、患者さんにより良い矯正治療を提供していきたいと思います。